大手国際配送プラットフォームに合わせた、クレジットカードソリューションの開発

FastShip、利便性の高い配送サービスでタイ中小企業の世界市場進出をサポート

FastShipはタイの国際配送プラットフォームです。テクノロジーを駆使してEコマース事業者と世界中の大手国際配送業者を結びつけ、200カ国以上への海外発送を従来よりも手軽に行えるようサポートしています。

FastShipはワンストップサービスを提供しており、事業者はすべてオンラインプラットフォームを通じて簡単に海外に荷物を送ることができます。また、荷物の集荷サービスも提供しています。FastShipはeBay、Amazon、Etsy、Shopifyなどのグローバルマーケットプレイスと連携しており、注文情報と追跡番号を自動的に取得できます。これは、国際市場へ進出するタイの起業家にとって大きなメリットです。

FastShipが従来の配送サービスと異なるのは、自動化に重点を置いているところです。海外配送には、書類の準備、税金、複数の輸送業者との調整など、複雑な作業が伴います。こうしたプロセスを合理化するために自動化を採用することで、利用者の時間を節約し、利便性を高めています。さらに、スケールメリットの原則を遵守し、利用者が負担するサービスコストを削減するために技術を活用しています。

ユーザー重視の体験を創り出す

FastShipの創業者兼CEOであるWootinun Sangong氏は、優れた決済体験はユーザー中心でなければならず、利用者のニーズに合った決済オプションを提供し、シンプルで便利な決済プロセスを提供しなければならないと考えています。

これが、FastShipがOpn Paymentsをクレジットカード決済サービスとして選んだ理由です。Opn Paymentsでは、利用者がカード情報を再入力することなく素早く決済できるよう、カード情報の保存機能を提供しています。導入企業のニーズに合わせて決済手順をカスタマイズでき、他のページにリダイレクトすることなく、ワンタイムパスワード（OTP）入力を省略することもできます。

Wootinun氏は、タイのデビットカードの承認率が低いことから外資系決済サービスから切り替えて、2017年にOpn Paymentsを導入したと述べています。

「連携にはそれほど時間はかかりませんでした。最初からOpnのAPIを簡単に導入できました。開発者にとってドキュメントは理解しやすく、実際の取引と同様のシステムテストができるテスト環境も用意されていました」

FastShipのこれからのビジョン

Wootinun氏は次のように述べています。「FastShipは、国際化を狙うタイ企業のためのプラットフォームを目指しています。国内のEコマース市場は今や競争が激しくなっており、タイの中小企業が成功するには海外に進出するしかないと考えています。しかし、大きなボトルネックのひとつが配送です。FastShipはこの問題を解決することを目指しています。そこで、今後のサービスは、タイの中小企業のグローバル化支援に重点を置く予定です」

将来的には、大量出荷用の海上輸送サービスであるFastFreightと、出荷準備の整った商品を出荷先で保管し、出荷時間を短縮する国際倉庫サービスであるFastBoxを開始し、タイのEコマースの成長を世界標準に押し上げるという目標に取り組んでいく予定です。